2011年7月22日金曜日

実行委員会の場でコメントを頂きました

島根人類愛善会会長 松浦武生

島根人類愛善会では、島根原発1号機開始の70年代前半より、40年近く原発に対する反対運動に携わって来ています。島根原発は所在地の鹿島町が松江市と合併したことにより、日本で唯一県庁所在地に立地する原子力発電所となっており、実際距離的にも県庁の極めて近くに原発施設はあります。もし今回の福島のような事故が起きれば、県庁機能そのものの立ち退きが必要となり、災害対策本部さえも移転しなくてはなりません。そして近隣約40万人が避難を迫られ、長期にわたれば、企業・団体・住民すべての立退きを迫られる事態に至る事となり、それは実質不可能なことです。このように県民の生命・生活が立ち行かなくなるリスクを抱える危険なものは直ちに停止し廃炉にすべきです。

福島の事故については、資本と政府が癒着して金儲け優先で進めてきた結果であり、このような癒着にピリオッドを打ち、やめない限りは原発の廃止は出来ません。直ちに金儲け優先の政策をやめさせる必要があります。原発はクリーンエネルギーだとかCO2の削減や温暖化防止に役立つとか言われて来ましたが、福島原発の事故で決してそうではなく、それは言い訳まやかしであり、CO2や温暖化はもとより、更に更に危険な存在である事が完全に証明されました。

そしてそれは、もっともっと恐ろしいことにつながります。福島原発から飛散、流出している放射能による被害のことです。25年前に起きたチェルノブイリ原発事故の後、生まれてきた子供達を見られた事がありますか。最近の週刊誌、写真集などに写真や記事が紹介されています。これ等をよく見て下さい。本当に恐ろしいことです。人間の姿は、神と同じ姿に作られていると私達は教えられています。それがとんでもない形に生まれて来ています。今後日本でも、このような子供が生まれて来たら、誰がどのように責任を取られるのでしょうか?大変恐ろしいことです。

原発を廃止しても、無尽蔵に産出される再生可能エネルギー(自然エネルギー)を目先の企業利益に囚われることなく、真剣に取り組み開発してゆくことにより、電力は十分まかなえると思います。

今年の8,6共にがんぱりましよう。

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